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傘のこと

マエダオサム

英国紳士は傘をささない。
これには、イギリスの気候だとか昔からの習慣だとか色々な事情があるそうだけど、とにかく英国紳士は滅多に傘をささない。

英国紳士を気取っているわけじゃないが、僕も滅多に傘をささない。
単純に傘をさしたり持ち歩いたりするのが面倒なのだ。
更に、僕は日頃からポケットに両手を突っ込んで少々格好つけながら歩くことを信条としているので、傘を持つとポケットに手を突っ込めなくなってしまうので嫌なのだ。
冷たい雨の中、トレンチコートの襟を立ててポケットに手を突っ込み肩をすくめながら歩く。
街灯の下で立ち止まり、ふと空を見上げ「あいつは今頃どうしてるだろうか」などと一人つぶやきナルシシズムに浸るのだ。

しかし先日、濡れると困るものを持って出掛ける用事があったので傘を持った。
その日の天気予報は曇りのち雨。
家を出る時点では雨は降っていなかったが午後から降水確率80%以上とのことだったので、本当は嫌だったが断腸の思いで傘を持って出掛けたのだ。

目的地の渋谷に着くとポツポツと雨が降り始めていた。
普段ならこの程度の雨では絶対に傘をささないのに、、、断腸の思いで傘を広げスクランブル交差点へと突入した。
スクランブル交差点のちょうど真ん中あたりに差し掛かったころ、もの凄い突風が吹いて僕の傘はひっくり返り、骨がグニャグニャに曲がり、見るも無残な姿になってしまった。
傘をさして1分程のことだ。
周りを見るとそんな状態になっているのは僕だけで、みんな突風にキャッキャ言いながら普通に傘をさしていた。
傘の神様は僕を試しているのだろうか。
猛烈に恥ずかしいではないか。

スクランブル交差点の真ん中で畳むに畳めなくなった傘を手に、空を見上げ「あいつは今頃どうしてるだろうか」などと一人つぶやく、、、余裕はなく、早くこの場から離れたい一心で急ぎ足で渋谷の雑踏に紛れ込んだのだった。

やはり傘は嫌いだ。

ところで、新メンバーにアイリッシュコーヘイ氏を迎えた我々は順調に稽古を重ねております。
段々と新体制のカタチが見えてまいりました。
5月以降ライブも決まってきました。
詳細が決まり次第順次アップしていきます。
なにとぞよろしくお願いいたします!

 

2016-03-03 | Posted in Blog | No Comments »

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